(実績)既存住宅流通促進事業・団地

団地3.0 -アップグレードするベッドタウン-

団地が竣工された当時は4人家族を想定し、部屋数を重視した家づくりでした。
高齢化が進み、世帯人数が減少していく中、竣工当時と現在では、“住まいかた”、“働きかた”に変化 が生じてきています。そんな変化に対応し、また住宅性能を向上させ、“中古住宅の購入は新築住宅 購入の妥協策”というイメージを払拭する家を作りました。

モデルハウス 仕様について

取得年月
令和3年12月
改修年月
令和4年1月
竣工年月
昭和52年12月
構造
RC造5階建2階部分
専有面積
62.07m²
施工費
約700万円(設計施工費含む)
立地
  • 名谷駅から徒歩約5分
  • 駅前の商業施設『須磨パティオ』やマルハチがすぐ近くにあり利便性が良い
施工のポイント
  • 玄関空間の充実(シューズクローゼット)
  • ユーティリティースペース(水回りの回遊動線)
  • ワークルーム兼サンルーム
  • SDGsへの試み(輻射式冷暖房の採用・県産材の活用)
事業実績
R5.2月  完成披露イベント(280名)
R5.4月~12月 常設オープンハウス(270名)
受賞歴
コンテスト名 Renovation of the  Year 2023
受賞名 800万未満部門最優秀賞
    PLAYERS CHOICE賞
主催元 一般財団法人リノベーション協議会

ビフォー・アフター

間取り図

Before

After

ワークルームも兼ねたリビングダイニング

Before

After

約7.5帖あった洋室にガラスの間仕切りを設置して、リビングダイニングとワークルームを作りました。リビングダイニングには、エアコンと室外機を結ぶ冷媒ガスを利用して、部屋全体を効率よく暖める・冷やすことが出来る“輻射式冷暖房パネル”を設置しました。輻射パネル自体に電源はなく、冷媒ガスの余熱を利用して稼働するため。エアコン単体で運転するよりも消費電力が節約され、省エネにもつながります。

家族の顔が見えるワークルーム

Before

After

リビングダイニングからつながる約3帖のワークルーム。ガラスの間仕切りや小窓を設置して、在宅ワーク中でも家族の様子が見える空間にしました。在宅ワーク以外に室内干しをするサンルーム、子供部屋等、多様な使い方が出来ます。

無垢の杉板を使った造作キッチン

Before

After

ダイニングキッチン横にあった和室を解体し、新たにカウンターキッチンを新設しました。カウンター部部分を広く取った丸みのある天板では、椅子を並べて食事することもできます。腰壁や壁部分には、無垢の杉板を採用し、温かみのあるキッチンスペースに生まれ変わりました。

ぐるぐる回遊できるユーティリティースペース

Before

After

もとはダイニングキッチンだった場所をユーティリティースペースに変更しました。キッチンにもお風呂場にも直結するこの場所に設置することで、家事動線の効率がアップ。洗濯物を干したり、アイロンがけをしたり、パントリースペースにもなり、家事の大半がこのスぺースで完結します。

ベビーカーも収納できる大容量のシューズクローゼット

Before

After

玄関が狭く、収納スペースが無いのが特徴の団地。玄関横にあった洗面所をユーティリティースペース内に移設したことで、大容量のシューズクローゼットを作ることが出来ました。靴だけでなく、ベビーカーやカートも収納できちゃいます。

室内窓のある洋室

Before

After

室内窓を設置した洋室を作りました。室内窓はキッチンにつながっていて、キッチンからも洋室からもお互いの様子が見えることでコミュニケーションが取りやすい設計です。壁一面は無垢の杉板で仕上げて木のぬくもりを感じます。

トイレ

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After

お風呂

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入口

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玄関

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After

360度画像

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After